どうにかこうにか10周年を迎えることができました。

 

先日、法人やじろべー10年目を記念して國森康弘氏の講演会を執り行うこととなりました。

 

やじろべー、宅老所もくれんは、在宅か施設かという二者択一ではなく、また認知症者の声だけではなくまた介護者家族の思いばかりではなく両者の間で考えることができる存在となりたいとの想いから始めた法人・施設です。

 

私たちが、この法人を運営し、その目指す先にある風景は、今回お話しくださった國森さんの看取りの写真の中にありました。

最期をどう迎えるのか。

そこには、いかに生きるかの延長にその死があり、死を見つめる先には、いかに生きるかという視点が重要になってくる。そう感じさせて下さるお話しでした。

 

さて、草の根運動を続ける市民運動家であり、未来学者であるヘーゼル・ヘンダーソン曰く、『本当の勇気とは、見返りも賞讃も求めず、未来を信じ続けること』と言い。

また、『勇気とは、日々、人のために働くこと』と指し示しています。

 

さらに『「言うべきことを、声を大にして言っていく」これが、私の存在意義だと思っていますので、誰も、私のことを止めることができません』とも語っています。

 

博士は、さらに『地球規模でものを考え、地域で活動する』ことをもっとうとするその行動は、まさに私たちやじろべー・宅老所もくれんが常に求めていたものです。

私の人生の師匠は「どんな高尚な哲学であっても、それを実践する勇気がなければ、ただの観念で終わってしまう」「真の幸福は、勇気の中にある」「勇気こそ幸福の門である。」

と教えてくださっています。

 

この10年は順調に進み続けてきたわけではなく、設立は退職金をすべて投げ出し、初期メンバーには半年間は給与が出ないかもしれないが一緒にやってくれないかとお願いし、その思いに賛同した仲間で始めたのが、このやじろべーです。

勇気ある一言・勇気もって進んできたその輪が広がり今のメンバーとなってきました。

そして、様々な壁にぶつかるたびに、多くの皆さんに助けていただきながら、ここまで来ることができました。

 

皆さんに本当に感謝しております。

 

ありがとうございました。

 

三日坊主の日記は、次回からこの10年を振り返って書き留めていこうかと思っています。

興味のある方はちょっとのぞいてみて下さいね。