今日の夕日は、台風が近づいているためか。

秋が深まるのも重なってきれいな夕日でした。

この時期の夕日は、ほんの10分ほどの時間で表情を大きく変えます。

最初は黄色それが金色にまさにStay Gold

しかし、金色にとどまることなく、ピンクから赤に染まって紺色に変わっていく。

やっぱりこの時期は素敵ですね。

留まることなく変化し美しい時間が流れていきます。

 

さて、この数日、相談の現場においてひとりのクライアントを前に純粋にその人を支援するという単純で明快な事がシステムや制度によってスムーズに流れていかない現状に少しイラッとしてしまう自分がいます。

 

困っているから支援する。

しかも、専門価値・専門役割をもとに専門知識と技術を駆使し支援する。

単純明快なことなのに…。

 

しかも支援者はその制度やシステムに乗ることが優先となってしまっていることに気づいていないようにも感じてしまう。

 

もちろんルールに則る必要がないとは言っているのではありません。

しかし、急を要する部分は早急な介入が必要であって、その後に支援体制をどうするのかをじっくりと専門職のチームによって解決へと進めていく。

それは当然のことですが、その速度にちょっと歯がゆさを感じてしまう。

 

これは、自分がせっかちだから…。

短気だから…。

 

それは大いにあるかも…。

 

でも、「昔はこんなんじゃなかった」そう思ってしまうのですが、そう思うのは、古き良き時代を回想しているそろそろ引退する者の発想なのか…。

 

最近、確かに気が短くなったような気がする。

以前、高齢者が切れやすいという状況を朝日新聞が(今話題の悪い意味ではなく)暴走老人と言う名で特集を組んでいましたが、ある意味、私は暴走老人ならぬ暴走中年化しているのかも…。

 

Still waters run deep(「音なし川は水深し」と言う意味)

日本では「賢者は黙して語らず」という有名なことわざですね。

 

沈黙は思慮深く大きな力を持っているのだそうですが…。

 

ギリシャでは「黙して蛮人に語らせておくのは恥」とも言うそうで、

さて、私は黙するべきか。はたまた語り動くべきか…。

Should I…?(なるべきかならざるべきか?)

 

今の現状やピントがずれた状況に「それは違う」と言い過ぎる自分に少し嫌気がさすところもあり、悩ましくShould I…?なのです。

 

そうそう、ゲーテは「突き進むことが君の人物を作るのだ」と語ったそうですが…。

 

多くの先人も、いつの世もみんな悩んでいたのだと思う…。