写真は佐賀県呼子のイカ専門店から見た写真です。

先日の広島から福岡へ。

次の日に時間があったので呼子のイカを食べに連れて行って頂いたときの写真です。

 

佐賀県といえば、先日ニュースになった武雄市の図書館の話。

 

図書館の指定管理者にTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・ クラブ据えたのは画期的と言う意見と、法律違反と言う意見とがあり話題になりました。

確かに民間の大手本屋による運営は、図書館を身近なものにし親しみやすく、そしてより一層本を読んでもらう工夫はやはり民間の力だと思う。

しかし、残念なことに先日、10年前Excelのマニュアル本や佐賀県なのに東京日帰り案内本(佐賀から東京日帰りできるのか?)などの中古本や、実用的でない本などを760万かけて納入したことが問題になっています。

 

ある全国紙には、図書館の本が1630冊は誰も借りない本を入れていることをも問題視。

 

あれ?図書館の本の全てが常に誰かに借りられていて、借りられていない本って結構たくさんあるんじゃないかなぁ…って思うのだけれど…。

 

図書館の奥にしかも高いところの本は随分開かれることのない本があって、興味本位でそれを手に取るとあまり空気にさらされていないページはインクの匂いと本独特の匂いがしたのを覚えている。

 

ロマンロランのジャンクリフトを学生の時に読んだ時、誰も読んでいないので、誰かに借りられていて読めなかったなんてこともなかった…。

 

図書館の本は借りられる本ばかりを置くところではなく、求める教養がそこにあること。

そして、求める本を教えてくれる図書館司書が教えてくれたり、参考調査など、目立たないけど教養の要の位置にいる。

 

もちろん、本を読まずにそこにいるだけでも許される。

 

神奈川県鎌倉市の中央図書館で、「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」と呼びかけるTwitterに多くの反響があったのは皆さん知っての通りですね。

これも社会教育で、ここにも教育が生きているのです…。

 

しかし、残念なことに同じ教育をすすめる教育委員会がこのコメントに対して学校教育に対して不適切な発言としてコメントを削除すべきとの意見があったそうで、それを受け図書館が図書館の意図を説明し、好意的な意見が多い事もあり削除しなくてよくなったそうなのです。

なんだか変でしょ…。

でも、変だと言っても「良いことをしているんだから」という理由だけで、図書館の本来の位置付けやその主たる使命。

さらには、図書館のもとになる社会教育の視点で必要であるのかどうなのかを語られることは少ないように思うのです。

 

さて、TSUTAYAの図書館も、鎌倉の図書館に意見を申す教育委員会も、そもそもの図書館の持つ存在する意味を本当に理解していたのだろうか?

 

そこに、疑問を感じてしまうのです。

 

この話は図書館の問題だけでなく、私たちの仕事にも関係してくる話。

 

え?どこが?と思われる方も…。

 

続きは次回に…。