この10年人材育成というテーマで講義をしてきました。

そして、講義と同時に自身のリーダーとしての資質について考えてきた。

自身の恩師から受けた指導や先哲の言葉を通して最近リーダーが陥りやすい姿や傾向を私なりにまとめてみました。

 

私たちは、自分がやってきたことを語る時、少し恥ずかしく感じながら語る。

しかし、謙虚に自身がやってきたことを語る姿は、周りの人の評価は、思いもしない良い反応で返ってくる。

それによって、私たちは、自分がやってきた事は、間違いなかったと振り返ることができ、いつしか自信も芽生えてくる。

そして、自信という後ろ盾を得ながら自分がやってきたことに確信を感じながら更に語り、講義として、また講演会で語り続ける事であろう。

 

さて、問題はここからです。

「心の師あれども心を師とすることなかれ」とは、古き東洋の哲学。

語りはじめる自分は、多くの人によって支えられ、そして教わりながらここまで来た事を忘れなければ、きっとその語りには支えてくれた人や教えてくれた人に感謝しながら語り、支え教えた人々や聴く者に対して、理不尽な対応をする事はなく、自身の身の丈を見間違えることはない。

しかし、その反面、支えてくれた人を忘れ、教えてくれた人を忘れて語りはじめる姿は、恩を忘れ、自分が孤軍奮闘してきたように頭の中は支配され、その労苦を仲間にさえ強い、聴く者を馬鹿にした放言を放つ姿になる。

それが傲慢という姿。

 

その姿は、いずれ、支えてくれた人を否定し、教えてくれた人が誰かさえ忘れて、自分が全てとなってしまう。自身の心を師とした姿なのである。

 

つづく・・・。