春爛漫。

今年の桜は何となく長持ちしているような…。

きっと雨が降らないからなのでしょうか…。

今週の初めは、軽井沢で観測史上初の湿度4%を記録するくらい乾燥しています。

そのせいか、火災もなんとなく多いように感じます。

 

さて、そんな乾燥する月曜日。

会議のために東京へ。

新型新幹線にはじめて乗ってたのですが、車内は静かで揺れない電車。

とっても快適な環境でした。

 

そんな車内での出来事です。

3列のシートの通路側に先に座られていた乳飲み子をだっこした若いお母さん。

お母さんは20代中くらい。

 

窓際に座る私は、その若いお母さんに「ちょっと前通ります。すみません。」と声をかけて座席に座り、溜まりに貯まった原稿をパソコンを開いてポチポチと原稿書き。

 

隣のお母さんは、寝ている子どもが起きないように少し声が出るとあやしていました。

一生懸命に育てている姿は、微笑ましくまたしっかりしているなぁと感心させする姿でした。

 

私よりも2つ早い駅で降りられるその親子。

電車を降りるために席から立ち上がったお母さんは、私に一言「お騒がせして申し訳ありませんでした」と。

 

騒がしいことなんて全くなく、それどころか一生懸命の姿に感動さえ感じる姿だったところに、一言添えるそのお母さんの姿にさらに感動。

そして、何よりもその姿が清々しくて、思わず「子育ては大変だけど、がんばってくださいね」「その一言が素敵ですね」と私は声をかけていました。

全く知らない人同士。

ちょっとした一言が人を和ませ、また心の有り様を一瞬に変えてしまう。

 

その後、その日の1日は心が軽やかに笑顔で過ごせる力をもらえました。

 

相手を気遣う一言は千や万の言葉より、強いメッセージとして相手に伝わることにあらためて気づかされたすてきな一言でした。