今年も3週間が過ぎて、4週目。
さてさて、自身が立てた目標も忙しさに紛れて見失う時期。
自分自身もそうですが、年初に目標を立て、4月の年度の始めに改めてまた目標を立て直す。
気づくと半年目の10月には、後半の目標を立て直し、12月は慌ただしく日々が過ぎて終わる…。

そもそも、目標に無理があったのか?
それとも、安易な目標だったのか?

何はともあれ、続かない目標は絵に描いた餅のようになってしまっていることは、自分にとっては事実なのかもしれない…。

さて、ハンマー投げの室伏広治さんのゾーンの入り方という本に目的と目標は明確に違うものであるということが書かれています。
室伏さんは、自身が選手としてのピークを越えたと思われた36歳の時に東日本の大震災となる。
室伏さんは、自分ならできることをしようと被災地に訪れる。
その中で、被災者の皆さんへの思いを込めて被災者前でメダル宣言をされ、結果として世界陸上で金メダルを獲得することとなった。

このことを通じて、彼は『被災地に勇気を送りたいという「目的」』と『メダル獲得するという「目標」』とに、目的の意味と目標の意味をわけて説明してくださっていました。

さらに、室伏さんはメダルを獲るこということが目的になってしまったら結果は違っていたかも…とも語っている。

要約すれば、目的を達成するために何をするのかが目標ということなのかな。

同じ目標であっても、根幹となる何のためにという目的次第で、その先の結果が大きく違ってくる。たとえば、それが自分のためではなく、誰かのためという目的であれば、同じ目標を立てても、自分のためと他者のためでは、湧いてくる力の度合いが違ってくると思うのです。

誰かのためといっても、「褒められたい」という自己満足が目的であれば不満や文句は出てきますので、誰かのためといっても、その心の奥底にあるものは何かが大切なんです…。

さてさて、私が立てた計画の目的はどんな内容だったのか。
そして、それを達成させるために何を目標にすべきだったのか。
振り返って考えると、目標も目的もバラバラで思いつきで今年1年の目標を立てていたのかもしれません…。
だから、継続されず、見失ってしまうのかもしれませんね。

今年は、きちんとした目標を立てなくては~。
それには、しっかり思慮する時間を確保して自身の目的を考え抜いて行かなくては…。