最初は、外国でウィルスが流行っているんだって〜。とどことなく遠くの出来事のような距離感。
それが、日本で出たんだ!となり、県内でもとだんだん身近になってくると、警戒感はだんだん強くなってくる。
先日も専門家会議のコメントに「新型感染症は、インフルエンザのように暖かくなると消えてしまうウイルスではない。戦いは数か月から半年、もしかすると年を越えて…」とあり、いつ終わるかもわからないこのウィルス騒動に疲れ果てる人も出てきているかと思う。
かく言う私も、ちょっと疲れてきたもの事実。
目に見えない相手との戦い。
戦闘に不足するものを補おうと、マスクに消毒、デマだったトイレットペーパーやティッシュボックス。
はたまた、医療介護で多く使われるディスポのビニール手袋さえも消えかかっている現状を見ると、社会全体が不安と恐怖に包まれていることが手にとって見える。
この戦いは持久戦。
今ここで神経を使いすぎると、いずれ息切れしてしまう。
冷静に、そして深刻的に考えすぎず、楽観的に考えることなのかもしれない。
楽観的にとは言っても何もせず、お気楽にと言うものではなく、すべき準備を整えてやるべきことをやりきった先に楽観主義と言う考えがあるのです。
そもそも準備し整え、やりきっていないとそんな気持ちのもなれないですものね。
あとはどこまでやるか。
今、必要なことは、正しい情報をもとに自分ができることをしっかりとやっておくこと。
周りの空気に飲まれるのではなく、自分ができることをです。
今日は3月11日東日本大震災。
あれから9年の歳月が流れている。
ふっと考えると、原発事故による放射能漏れによって、今も悩み苦しむ人々がいる。
彼らの日々の戦いは、9年前からずっと続いている。
東北の堪え忍ぶ力が、その戦いを乗り越える基なのだろうか。
見えない放射能と新型のウィルス。
今、自分の身の回りにあることとして、重ねて考える自分がいる。
9年前から戦い続ける東北の友人たちの戦いが、今のこの騒動に向き合う参考になるような気がする。
自分との戦い。
冷静に、動じず向き合う大切さをもう一度振り返って考えたい日。